しょげぴーです。
もうすぐ2019年ですね。年末年始はゆっくりゲームしたいですね。
さて、今回は昇龍拳について書いていこうと思います。昇龍拳の効果的な出し方や用途、またその対策について書いて行こうと思います。
筆者本人、昇龍拳の思い入れが強いため、感情が抑えきれていない部分があると思いますが、優しい気持ちで見守ってください。
昇龍拳との出会い
そもそも自分が格闘ゲームを始めたきっかけは中2の頃にみた梅原さんの「カプエス2」の対戦動画がきっかけでした。
当時のリュウ、ケン、豪鬼の弱昇龍で相手の攻めを切り返す瞬間が印象的でした。
(ついでに前キャンという技術が発覚する前でした。)
それから「自分も他の人の印象に残るようなプレイをしたい」と思い、格闘ゲームに興味を持っていたのですが、当時は家ではゲームもできなく格闘ゲームを触れることはありませんでした。
初めて格闘ゲームをプレイしたのは高校1年生の時に両親の仕事の関係で引っ越しことがきっかけでした。当時は「ストⅣ」がリリースしたばかりでした。
実はシステム面でも昇龍拳はかなり優遇されていました。
現行のウルⅣの昇龍拳のフレーム表です。
どの強度にも完全無敵があるため、攻撃を切り返しやすいことは勿論、「セービングキャンセル」という独自のシステムのためガードされても反撃を受けにくく、ヒットするとそのまま高火力コンボへ・・・。と昇龍拳での切り返しがかなり強いシステムでした。
そういう理由もあってからそこから約10年間色んな場面において昇龍拳をたくさん打ってきました。初心者だった当時でもわかりやすい防御手段かつダメージソースだったため、楽しくプレイを続けることができました。何か成功体験があると物事は続くものだと実感できました。
昇龍拳の打ち方
さて、今回は昇龍拳の打ち方について書いていきます。10年分の昇龍拳が詰まっているのかもしれませんね。
ついでに昇龍拳といっても技名を変えて様々なキャラが持っています。
今回は「投げ無敵」、「空中判定の攻撃に対して無敵」、「足元無敵」、「発生4F目から無敵」、「完全無敵」のいずれかになる、かつ「動作中常にカウンター判定」になる性質を持つ技のことを指すことにします。
各技毎に少しずつ違いますが、説明するときりがないため、以下の内容はリュウの昇龍拳を基準に説明します。
ついでに昇龍拳持ちキャラは以下の通りです。
※()内は対応している技。Vトリガー中の技は省いています。
春麗(EXスピニングバードキックのみ)
キャミィ(キャノンスパイク)
ケン(昇龍拳)
ネカリ(猛る灯火)
ラシード(EXスピニングミキサーのみ)
かりん(EX烈殲波のみ)
ガイル(サマーソルトキック)
いぶき(EX風斬りのみ)
ジュリ(天穿輪)
エド(EXサイコアッパーのみ)
是空(弱以外の武神俱羅無・蛮のみ)
さくら(EX咲桜拳のみ)
ブランカ(EXバーチカルローリングのみ)
ファルケ(サイコシュナイデ)
コーディー(ダブルキック、クラックコンビネーション)
影ナル者(昇龍拳)
①割り込み
相手の「2中P→5中P」など相手の連携に割り込む際はEX昇龍拳が安定します。
ストリートファイターVの現行の調整は昇龍拳はゲージを払わないと完全無敵が存在しません。(例外あり)
相手の固めの連携に割り込む際は相手の攻撃をガードしているときにEX昇龍拳を入力し続けてみましょう。(入力し続けることを俗に「擦る」といいます。)
連続ガードになる連携はそのままガード、1Fでも間が空く連携ではEX昇龍拳で切り返すことができます。相手の連携を無敵技で切り返すことを「割り込み」といいます。
例えば影ナル者の「強竜爪(ガード)→2弱P」、「強竜爪(ガード)→2中P」という連携があったとします。「強竜爪脚(ガード)→2弱P」は連続ガードになる連携のため、強竜爪脚をガードした後にEX昇龍拳を擦るとEX昇龍拳は出ずに連続ガードになります。逆に「強竜爪(ガード)→2中P」は2Fだけ間が空くのでEX昇龍拳で割り込み始めます。
相手の技の中でガードされても密着~近距離かつ相手が有利を持っている技に対して混ぜてみましょう。相手が警戒して固めの連携をしないことが混ざり始めたら十分効果が出ています。
②確定反撃
昇龍拳の発生フレームが速く、昇龍拳の初段もリーチも弱攻撃より長いことを利用したものです。発生が速いもので行うことが多いです。(例:3Fの弱昇龍拳)
エドやファルケなど、発生が遅いキャラは他の技で反撃を入れるようにしましょう。
主に使う場面は相手の2強Kを先端距離でガードしたときです。
かりんやバーディーなどの2強Kはリーチが長く確定反撃を受けにくい性質があります。
先端でガードしても自キャラの通常技のリーチでは届かないときに使用しましょう。
相手の足が戻る前に攻撃が当たります。
③対空技
昇龍拳の軌道や無敵があることを利用して対空として利用しましょう。
相手のジャンプ攻撃を引き付けて落とす場合や振り向いて昇龍拳を出すときは「空中判定の攻撃に対して無敵」がある中昇龍拳、「発生4F目から無敵」がある強昇龍拳は中昇龍拳より横のリーチが長いことを利用して相手の遠目からの飛びに対して使用しましょう。通常技より複雑なコマンドですがダメージが高く、確実に落とせるためしっかり狙っていきましょう。
④被起き攻め
自分がダウンしてしまい、相手の起き攻めが始まった時に「完全無敵」のあるEX昇龍拳を出してみましょう。相手の重ねを切り返すことができます。ストリートファイターVは重ねによる起き攻めが強いことやガードを崩すことが容易なゲームです。EX昇龍拳によって相手の起き攻めを切り返すことができることは相手にとってプレッシャーになります。ここではさらに掘り下げてどのような場面で打つのがよいのか書いていきます。
Ⅰ 昇龍拳が当たった後、ガードされたあとの状況を考える
EX昇龍拳は切り返し技としてかなり優秀ですが、「動作中常にカウンター判定」になるため、ガードされた後の確定反撃によるダメージは高く設定されています。
各種ゲージやお互いの立ち位置からEX昇龍拳を出すことによるリスク・リターンを考える必要があります。
例えばEX昇龍拳が当たると相手が画面端に追いやられる場合は当たった時のリターンが高くなります。
相手の残り体力がEX昇龍拳一回分しか残っていないときはどうでしょう。その時は自分の体力を見ます。自分の体力も同様であれば、「EX昇龍拳が当たればラウンドをもぎ取れる」ことからEX昇龍拳を出すことが多いです。自分の体力が多いときは相手のゲージ状況をみてカウンター時コンボのダメージを考えます。もし、ガードされたときに1コンボでKOされるようであればせっかくの体力差を無に帰すのでEX昇龍拳を打つことは控えることが多くなります。
逆にガードされてもKOされないのであれば「EX昇龍拳が当たればラウンドをもぎ取れる」ことから強気にEX昇龍拳を出すことは多いでしょう。
など、ゲージ状況や相手の癖によって変えていますが、一朝一夕で身につくことはありません。まずはEX昇龍拳をがヒット、もしくはガードされたときの状況を考えるようにしましょう。
Ⅱ 相手の性格を考える
EX昇龍拳に関する読み合いは当たるかヒットしない、の2択になります。
相手の動きによって対処を変える必要があります。
昇龍拳の隠れた強みとして相手の行動を単純な2択に制限することです。
自分の行動によって相手の行動を制限することで読み勝った時の心理状態の優勢がつきやすいことです。
昇龍拳持ちキャラはそのような場面が多いため、経験則で勝ちやすいのも相まって強いと思っています。
格闘ゲームはあくまで人と人のと対戦です。相手の行動を上回ることができればそのまま勝ちに繋がります。
例えば被起き攻め時に自分が2回連続でEX昇龍拳を出したときはどうでしょうか。
おそらく相手の心理として「もうEX昇龍拳をださないだろう」と「またEX昇龍拳を出してくる」に分かれると思います。
個人的な経験則では相手が「もうEX昇龍拳をださないだろう」と思ったときは試合の主導権を握るチャンスです。
ダメージやゲージなど、ゲーム上のパラメータでのリスク・リターンは考えていると思います。だからこそ「もうEX昇龍拳をださないだろう」のときにEX昇龍拳がヒットすると相手はかなり動揺します。こういう場面は10先など、長期戦になるほど効いてきます。
心理状態で優勢に立つことは格闘ゲームにおいてかなり重要です。
人間は緊張した時は最速行動が多くなります。心理的に優位に立ったら技を重ねることを多くしてみましょう。
「またEX昇龍拳を出してくる」と思う人に上記の手段はなかなか使えません。最速弱攻撃や投げなど違う暴れを使って、相手に的を絞らせないようにしましょう。
完全に人対策なので相手によって使い分けましょう。
⑤コンボ
昇龍拳はコンボの〆としてコンボパーツに入れ込むことがあります。
昇龍拳はダメージが高いので止めを刺すときには積極的にコンボに組み込みましょう。
画面端時などは起き攻めに行けるキャラクターがほとんどなので使用する場面が多くあります。キャラによってヒットさせた後の状況が異なります。自キャラの技の性質を把握しましょう。
⑥相手のミスを祈る
操作しているのは人なのでコンボミスなどの操作ミスはどのプレイヤーにもあります。
コンボを受けているときもあきらめずにEX昇龍拳で割り込むように擦り続けましょう。
相手がミスをしたときは心理状態が揺らいでいる状態です。むしろ攻めるチャンスなので相手がミスした際はあえて積極的攻めてみましょう。
たまに擦り読みでコンボを途中でやめる人はいますが、リスク・リターンがあっていないのでまれです。元気よく擦りましょう。
最後に
昇龍拳に関する記事を書いてみました。かなり独特な記事なので全てがあっているとは思いませんが、気に留めていただけると嬉しいです。
昇龍拳をうまく使えば相手の行動を制限することができます。
心理状態まで突っ込んだ記事はなかなかないと思いますし、こういうものは経験則がものをいうので熟練プレイヤーには通じません。
しかし、大会やイベントなど短期決戦や長時間緊張する場面であるほどこの考えは必要だと思います。こういった戦法に踊らされないよう、メンタルを磨いていく必要があるかもしれませんね。
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